胃カメラ検査
胃カメラ(上部内視鏡)は、小さなカメラによって食道・胃のポリープやがん、炎症などを調べるのに用いられる検査機器です。
胃カメラ検査を定期的に受けておくことで、万が一胃がんになっていても早期発見の確率が飛躍的に高まります。
特に、ピロリ菌感染、慢性萎縮性胃炎のある方には、定期的な胃カメラ検査をお勧めしております。
胃もたれがひどい、胸焼けがする、胃がよく痛むなどの症状がある方、胃のABC検診や企業検診のバリウム検査で異常を認めた方など、精密検査を受けることができます。
内視鏡の所見は当日、医師が説明します。生検検査を行なった場合、約1週間後に結果をご説明いたします。
当院では、希望があれば鎮静剤を使いぼーっとした状態で検査を受けることもできます。
検査を受ける際の注意点
検査の前日
- 前日の夕食は、なるべく早めに済ませるようにしてください。
- アルコールは控えることが好ましいです。
- 遅くとも午後9時以降は飲食、服薬をしないようにしてください。
検査当日
- 検査が終わるまで、食事は禁止です。飲水(水のみ)は可能です。
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毎日服用している薬は6時に内服してください。(抗血栓薬 血液サラサラの薬を内服しているかたは、生検ができない場合があります)*
*抗血栓薬:
ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、バイアスピリン、バファリン、プラビックス、プレタール、パナルジンなど - うがいは構いません
- たばこは吸わないでください(胃液が多くなり、検査や診断がしにくくなります)。
検査後
- 検査後、1時間程度は飲食を控えてください。咽頭麻酔が1時間程度効いていますので、むせることがあります。
- 組織検査を行った方については、お食事は2時間以上経過してからにしてください。
また、検査後2~3日は、アルコールや香辛料などの刺激物は控え、消化の良いものを召し上がるようにしてください。 - 鎮静剤を使用した場合には、事故防止のため、当日はご自身での乗り物(車、バイク、自転車)などの運転はできません。
申し出ておくこと
- キシロカインショックの既往がある(歯科の麻酔で呼吸困難やショックになった経験がある)
- そのほか薬に対してアレルギーがある
- 前立腺肥大、緑内障、不整脈、狭心症、心不全、糖尿病、褐色細胞腫等の病気がある
- 人工関節置換術を受けた、心臓ペースメーカーを入れている、心臓の人工弁置換術をうけた
ご不明点はお電話でお気軽にお問い合わせください。